コンピュータ囲碁の入門

著者:
清愼一
山下宏
佐々木宣介
(コンピュータ囲碁フォーラム編)

発行:共立出版株式会社

ISBN4-320-12150-3

定価:2800円 + 税
(CD-ROM付)

2005年11月発行


本書について

コンピュータ囲碁プログラムの作り方を解説した本が共立出版株式会社から出版されました。

本書は、コンピュータ囲碁プログラムについての基礎的な部分を解説したもので、読みやすくやさしい入門書となることを目指したものです。

本書は、もともとは著者の一人で、囲碁プログラム「勝也」の作者の清がWeb上で囲碁プログラムの作り方を解説していたページの内容が基になっています。このページの内容を基にして、2004年に岐阜県のソフトピアジャパンで高校生、高等専門学校生を対象としたコンピュータ囲碁プログラミング講習会が開催されました。この講習会のテキストをさらにふくらませて本書になりました。

なお、プログラムの解説にはC言語を使用しています。

付属のCD-ROMには、本書の中で解説したサンプルプログラムの他、著者の一人で、囲碁プログラム「彩」の作者の山下が作成した碁盤プログラムも収録されています。この碁盤プログラムは独自に作成された思考部分のプログラムと組み合わせることができるようになっているので、思考部分のプログラムを作成するだけで、すぐにGUIを持った囲碁プログラムとすることができます。

本書が、コンピュータ囲碁に興味を持ち、これからプログラムを作成しようとする方の助けになれば幸いです。

目次

第1章:コンピュータと囲碁
第2章:囲碁プログラムの設計
第3章:囲碁プログラムの作成
第4章:地の認識
第5章:連(連結した石のデータ構造)
第6章:結線(接続関係を表わすデータ構造)
第7章:群(生死の単位のデータ構造)
第8章:候補手の生成
第9章:候補手の評価と着手選択
第10章:思考部以外
第11章:おわりに
付録A:ゲーム木探索
付録B:棋譜(SGFの解説)
付録C:通信対戦
付録D:コンピュータ囲碁大会
付録E:付属CD-ROMの使い方


参考


表紙


裏表紙


背表紙